逆説の日本史(1)

逆説の日本史1 古代黎明編(小学館文庫): 封印された[倭]の謎

逆説の日本史1 古代黎明編(小学館文庫): 封印された[倭]の謎

長らく続く”逆説の日本史”シリーズの第1巻。ぐいぐい引きつけられる文体で、明快な論理立てで、分かりやすい。
現代の歴史学者の古くささを強調し、馬鹿な大蔵官僚が、1万円札の肖像に使ってしまっている福沢諭吉の考えの誤りを指摘する。とくに卑弥呼天照大神の関係や、聖徳太子の謎等、考古学史の謎を独自の理論で解く。そのまま飲み込んでも良いし、一説として捉えるでもよし。歴史ファンなら、一読必須。